ゆとりのある返済を心がける新築一戸建ての住宅ローン

ゆとりのある返済を心がける新築一戸建ての住宅ローン

無理のない範囲で新築一戸建てを購入するためには、年収を基準に予算の上限を決める必要があります。
また自己資金が少ない時には、住宅ローンの返済シミュレーションを行って適切な価格を把握するのがポイントです。
マネープランの相談にも乗る不動産会社を選ぶのが、収入に見合った価格の新築一戸建てを買うための基本です。
確かに収入があまり多くない場合には、購入可能な適正価格が3000万円程度になることもあります。
けれども物件情報を丁寧に調べると、土地の価格が割安な地域で魅力的な新築物件を見つけることは十分に可能です。
家を買うときには現在の収入と支出を基準にするのが一般的ですが、子供が成長した場合には教育費などの負担も大きくなります。
10年後の家族の姿をイメージすると、余裕を持ってローンの返済が可能な新築一戸建てを見つけることができます。
建物がしっかりとした物件を選ぶと、修理などの費用を最小限に抑えることも可能です。

新築一戸建ての住宅ローンは、保証料や事務手数料も算出しておこう

新築一戸建てを購入する時は、本体工事費以外にもさまざまな諸費用がかかります。
高価な買い物であるだけに、諸費用もかなりの額に達するのです。
まず新築一戸建ての売買契約書には、印紙を貼らなければなりません。
この印紙代だけで数万円かかるのです。
デジタルの契約書には印紙が不要なので、紙の契約書が必須なのかどうかを住宅メーカーに確認するようにしましょう。
そして住宅ローンは、頭金と毎月の返済額ばかりに目を向けていてはいけません。
保証料や事務手数料もバカにならないのです。
具体例を挙げると3000万円の新築一戸建てを購入した場合は、保証料や事務手数料が約70万円もかかります。
高額であるために、保証料や事務手数料も住宅ローンの返済額に上乗せして1本化する契約もトレンドになっているのです。
また新築一戸建ての総借入額は年収の6倍以内に抑えると、金融機関の審査に通りやすくなります。
審査は前年の源泉徴収書をもとにして行われるので、給与に変動が生じたばかりの会社員は、試算時に注意が必要です。

著者:木元勝栄

筆者プロフィール

鳥取県米子市出身。
昨年夢だった新築一戸建てを購入し、快適な生活を送る。
自分の体験をもとに新築一戸建てについて記事を書いています。